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2021/09/06
にわか

オリンピック・パラリンピックが終わりました。

コロナ禍も相まってさまざま議論のあった開催ですが、どのような心持ちで観戦されたり、報道にふれたりされたでしょうか。観客がいなくても、選手は最高のパフォーマンスを出せるのか?試合に臨めるものなのか?

門外漢の僕は気になって仕方なかったですが、いざ始まって、勝って涙し喜んで、負けて悶絶して悔しがったりする様子を見るにつけ、よけいな心配だったんだ、と思います。むしろ仕事が手に付かない自分に気づき、鬼ヤバです・・・。舞台はどうなのでしょうか。一発勝負の多いスポーツと、数日間は公演のある舞台芸術とでは違うかもしれませんが、無観客で配信だけのパフォーマンスでは、演者の方々は、どこまで感情がたかぶるものなのでしょうか。

2019年のラグビーW杯では、それまでラグビーにさほど関心のなかった方々も会場やテレビで盛り上がり、「にわかファン」なる言葉ができました。

僕はラグビーについては自称・本気ファンですが、オリンピックについては、4年に一度「にわかファン」になることを自覚しています。そしてちょっと知った気になって、かじったこともないスポーツや選手を論評してみたり、感情移入して泣いてみたりしています。

2019年のラグビーW杯や今回のオリンピック・パラリンピックに触れて、舞台芸術でも「にわかファン」を作れたらどうかな、と思ってみたり。。

勝負事で優劣がついて、4年に一度という準備期間の物語も加わったスポーツの感動とは違うのかもしれませんが、広くライブ・エンタテイメントとひとつにくくられたりもしますので、舞台芸術分野でも何かヒントになることがあるのではないか、と、もじもじと考えています。

ちなみにこの「にわか」という言葉の意味は「急に変化が現れるさま、すぐさま」などと辞書にありますが、語源は、宴席や路上で行われた即興芝居の「にわか狂言」の略だとか。舞台芸術に接点が無くもない、という感じでしょうか。

未来の会議・代表理事
杉本宏

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