ワールド・シアター・デイ(3月27日)からの1週間
舞台芸術のイロイロを語り合うオンライン・イベントを開催
名付けて『ワールド・シアター・ウィーク』
2022年3月27日(日)~4月2日(土)
第1回「ワールド・シアター・ウィーク」では、舞台芸術を様々な角度から知っていただく場を作ります。
みなさんの思いやアイデアを私たちに教えてください。
まずはオンラインでの開催を宣言いたします!
Content1:舞台芸術と対話
舞台芸術に関わる様々なプロフェッショナルによる対話番組です。興味のある分野のお話を入口にして、舞台芸術に触れてみてください。
視聴はMirai CHANNELから!
■開幕宣言 3月27日(日) 20時公開
出演:未来の会議理事
未来の会議理事たちによる予告編的座談会
■歴史と舞台芸術 3月28日(月) 20時公開
出演:佐藤賢一(小説家)×藤田香織(弁護士)
歴史と「物語」、物語を表現する媒体としての小説と舞台について語る
■寄付と舞台芸術 3月29日(火) 20時公開
出演:伊藤美歩(アーツブリッジ)×蔭山陽太(THEATRE E9 KYOTO)/進行:奥田安奈
ファンドレイジング(資金調達)に必要な関係性の構築を目指して
出演:コトブキシーティング株式会社×中村日向子 (Twitterのひなこなさん)
劇場椅子を作る会社×良い劇場について論文を書いた高校生の対談
■翻訳と舞台芸術 3月31日(木) 20時公開
出演:小田島創志(戯曲翻訳家)×鴻巣友季子(翻訳家)
海外作品を扱う上で欠かせない「翻訳」について語り合う
■チケットと舞台芸術 4月1日(金) 20時公開
出演:能崎純郎(BellaVita社長)×伊礼彼方(俳優)×宋元燮(演劇プロデューサー)
舞台芸術と遠い人にチケットをどう届けるかのクロストーク
■閉幕式 4月2日(土) 21時~ LIVE!!
出演:未来の会議理事
投票結果発表や対談の振り返りなどを実施
□対談者プロフィール
【歴史と舞台芸術】
佐藤賢一
1968年山形県鶴岡市生まれ、山形大学教育学部卒業、東北大学大学院文学研究科満期退学。1993年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞、1999年『王妃の離婚』で第121回直木賞、2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞、2020年『ナポレオン』で第24回司馬遼太郎賞。『傭兵ピエール』、『二人のガスコン』、『女信長』など著書多数。
藤田香織
上智大学部法律学科、横浜国立大学ロースクール卒業2007年弁護士登録子どもの虐待事件、刑事事件(裁判員裁判)を手がけるほか、一般民事、離婚、相続事件、エンターテイメント分野等を広く取り扱っている。現在は藤田・戸田法律事務所代表放送大学講師(刑事事件・少年事件)、横浜市審理員、日弁連子どもの権利委員会福祉小委員長等を務める。
【寄付と舞台芸術】
伊藤美歩
米国ノースウェスタン大学卒。南メソジスト大学大学院修士課程修了、MBA及びMA(芸術運営学)の学位を取得。テキサス州サンアントニオ交響楽団で企画職を担当後、ロサンゼルス交響楽団ではその活動拠点となるホール建設のためのファンドレイジング・キャンペーンのマネジャーを務める。2004年に帰国、ファンドレイジング・コンサルティングや研修、音楽イベントの企画制作などを行うために有限会社アーツブリッジを設立。2014年に一般社団法人Music Dialogueを立ち上げ、若手演奏家の成長を応援する活動を行っている。
蔭山陽太
京都市生れ。大阪市立大学経済学部(中退)。在学中から3年間、札幌市内の日本料理店にて板前として働いた後、俳優座劇場、文学座/企画事業部長、まつもと市民芸術館/プロデューサー兼支配人、KAAT 神奈川芸術劇場/支配人、ロームシアター京都/支配人兼エグゼクティブディレクターを経て、2017年〜THEATRE E9 KYOTO/支配人。京都芸術大学/准教授。(公財)高槻市文化振興事業団/顧問。大阪府市文化振興会議委員。寺田倉庫/京都エリア担当プロデューサー・コーディネーター。98年、文化庁在外研修員(ロンドン)。
奥田安奈(進行)
パフォーミングアーツ・マネージャー。早稲田大学第一文学部演劇・映像専修を卒業後、都内の舞台制作会社に10年間勤務。その後渡米し、カーネギーメロン大学大学院アーツ・マネジメント科にて修士号を取得。現在は、ペンシルベニア州ピッツバーグを拠点に、舞台作品の国際共同制作や海外公演、米国内ツアーの企画運営に携わる。
【劇場と舞台芸術】
コトブキシーティング株式会社
1914年(大正3年)創業。全国の劇場・ホールや映画館、スタジアムやアリーナをはじめとしたスポーツ・エンターテインメント施設のイス、教育施設のイス及び机、カプセルベッドを製造・販売。創業から108年、安定と安心のものづくりで新しい空間の創造に貢献している。主な劇場・ホールの納入施設:東京文化会館、サントリーホール、帝国劇場、日生劇場、PARCO劇場、シアタークリエ、東京芸術劇場、日本青年館ホールなど
中村日向子
18歳。千代田区立麹町中学校卒業東京都立北園高等学校卒業4月から東京藝術大学音楽環境創造科に進学高校1年生の時にカルチベートチケットを使って観劇した「レ・ミゼラブル」がきっかけとなりミュージカルと劇場に興味を持つ。高校3年生の時に授業の一環で「観客にとって理想の劇場とは」というテーマで論文を執筆。大学進学後も劇場について研究する予定。尊敬する人物は岩谷時子とコペルニクス。
【翻訳と舞台芸術】
小田島創志
東京都出身。戯曲翻訳家、演劇研究者。お茶の水女子大学、東京芸術大学ほか非常勤講師。共著に「ジョージ・オーウェル『一九八四年』を読む―ディストピアからポスト・トゥルースまで」(秦邦生編、水声社)があるほか、『悲劇喜劇』2021年7月号より11月号まで「演劇時評」のコーナーを担当。主な戯曲翻訳作品に『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』、『タージマハルの衛兵』、『リベリアン・ガール』、『ウエストブリッジ』、『BIRTHDAY』など。
鴻巣友季子
1963年、生まれ。翻訳家、文芸評論家。1995年、BABEL国際翻訳大賞BABEL新人賞受賞。英語圏の現代文学の紹介と共に古典新訳にも力を注ぐ。主訳書:ブロンテ『嵐が丘』(新潮文庫)、ミッチェル『風と共に去りぬ』(全5巻、新潮文庫)、ウルフ『灯台へ』(『世界文学全集2-01』河出書房新社)、クッツェー『恥辱』『イエスの幼子時代』『イエスの学校時代』(すべて早川書房)、アトウッド『昏き目の暗殺者』『誓願』(共に早川書房)、『獄中シェイクスピア劇団』(集英社)。主著書:『明治大正 翻訳ワンダーランド』『熟成する物語たち』『謎とき『風と共に去りぬ』』(すべて新潮社)、『全身翻訳家』『翻訳ってなんだろう?』『翻訳教室 はじめの一歩』(すべて筑摩書房)など。毎日新聞書評委員。朝日新聞文芸時評担当。
【チケットと舞台芸術】
能崎純郎
日生劇場 元劇場部長 幅広い(劇団四季、オペラ、人形劇、バレエ、歌舞伎、文楽、ミュージカル、ストレイトプレイ等)演目が上演される日生劇場を担当することで、舞台芸術全般に接し、また、自らの劇場で製作から上演までを行うことで、舞台製作の一連の流れに触れる。
生命保険会社勤務時に職務として劇場を担当した経験から、はじめての人が舞台芸術を楽しむヒントを紹介する目的で2018、2020年と丸の内朝大学に於いて「ウィーンの音楽文化とオペラクラス」を企画担当。
また、現在は“票券”等を中心に東京音楽大学主催公演、オペラ紅白歌合戦等の主催事務局代行を担当。
伊礼彼方
アルゼンチン生まれ、神奈川県出身。中学生の頃より音楽活動を始め、ライブ等で活動しながらミュージカルと出会う。その後、舞台を中心にミュージカル以外にもストレートプレイや朗読劇、コンサートなど、幅広い表現力と歌唱力を武器に多方面で活動中。主な出演作に、舞台:『ジャージー・ボーイズ』、『星の王子さま』、『ビューティフル』、『レ・ミゼラブル』、『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』など。今年7〜11月『ミス・サイゴン』、23年1月『キングアーサー』を控える。
宋元燮
conSept合同会社代表。映像コンテンツと舞台公演の企画プロデュースを主業務としている。映像コンテンツにおいては4K、AR、VRなどのハイエンド技術を活用したテレビ番組やプラネタリウム向けコンテンツ、アプリ、サイネージなどを手掛ける。舞台公演はミュージカルを主とし、年2〜3本のプロデュース公演を実施。これまでのプロデュース作に『深夜食堂』『In This House〜最後の夜、最初の朝〜』『Fly ByNight〜君がいた』『アーモンド』などが有り、オリジナル・ミュージカル作品『いつか〜onefine day』『GREY』ともには大きな話題を呼んだ。7月に『ハイゼンベルク』が控えている。Simple,Small but Specialをテーマに小規模で簡素でも特別なものをお届けする事を目指している。
Content2:未来の会議式第1回「ダミー賞」投票
遊び心満載の「ダミー賞」を作ってみました!
第1回目となる「ダミー賞」では2つについて投票を実施します。
①舞台化して欲しい原作賞
②初観劇におすすめの作品賞
どなた様もこちらからふるってご参加ください。
『ワールド・シアター・ウィーク』最終日に当サイトで結果を発表いたします。
Content3:SNSキャンペーン「大好きを共有しよう!」
1) リレーメッセージ
舞台芸術関係者によるTwitterリレーメッセージです。
WTWへの応援、舞台芸術への愛、世界の平和・・・どんなメッセージのバトンが渡されていくのか未来の会議の公式Twitterに注目してください!
2) わたしの一推し!
ハッシュタグ「#わたしの一推し」または「#ワールドシアターウィーク」を付けて、あなたのお気に入りの観劇グッズや、劇場近くの美味しいお店を教えてください。そのほか観劇にまつわることならどんな内容でも歓迎です!「わたしの一推し」参加者から抽選で3名様に未来の会議のオリジナルグッズをプレゼントいたします。
プレゼント希望の方は公式Twitterをフォローし、DMのやり取りができる状態にした上で「わたしの一推し」投稿をお願いします。
※プレゼントの内容は追って公式サイト及び Twitterで案内します。
Content4:税務・法務相談会(ZOOMによるオンライン開催)
年度末、年度始めにお金や法律についてのご相談はありませんか?
舞台芸術関係者ならどなたでも駆け込んでご相談ください。
■開催日時:3月31日(木) 午後12時30分~
12時30分~ 高尾英樹税理士による任意団体届出に関するイロハ講座
13時~ 髙尾英樹税理士による税務相談会
14時~ 藤田香織弁護士による法務相談会
■開催場所:ZOOM
税務・法務相談会参加URL
https://us02web.zoom.us/j/86024834203?pwd=dGphZ1ZqMGJ6YVFhMW1LOTl3YVRqUT09
※事前申し込みは不要です。時間になったら上記URLへお越しください。
※来場者数がシステムの上限に達した場合はご入場いただけない場合があります。
ワールド・シアター・デイとは?
ITI(国際演劇協会)の1961年総会でITIフィンランド・センターから「世界の舞台人が舞台芸術への思いを共有する日を」という提案があり、翌年3月27日に初めてのメッセージが発信されました。以来ITIはこの日を、世界の国々が舞台芸術を通して平和を願う《ワールド・シアター・デイ》としその前後に記念イベントを開催しています。【2022年のメッセージはこちらよりご覧いただけます】
寄付のお願い
世界に目を向けると、私たち舞台芸術ファンが憧れるバレエの都キエフが現在戦火にさらされています。そして今回のオンラインイベントは「ワールド・シアター・ウィーク」と銘打っていることから、《ワールド・シアター・デイ》の理念に基づき、期間中に集まった寄付金の20%をウクライナの人道支援に寄付することといたしました。
ウクライナの皆さんが一日も早く安全で穏やかな日常を取り戻せるよう、すべての劇場が戦火にさらされることのないよう祈りを込めて微力ながら支援させていただきます。
※ウクライナへの人道支援金は寄付総額からイベントの経費を差し引いた残りの20%です。
寄付はこちらから
『未来の会議』は「舞台芸術」が社会を豊かにする「力」を持つことを信じます
その助けになるために「様々な情報のハブ」になることを目指します
その活動を続けるために運営資金の寄付を募っております